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B-DIARY

筑波大生のあれやこれ。

   

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おとな

幼稚園児の頃か、小学生の頃か、家に大勢のおとなが来て、宅飲みをしたときがあった。

そのとき自分も起きていて、ビーフジャーキーとオレンジジュースでその場に参加していた思い出がある。

タバコの匂い、よくわからない会話、すべてがセンセーショナルで、同い年の漢字混じりの文章を満足に読めないような乳臭いガキどもとの会話とは比べ物にならないほど楽しくて、僕は一気におとなの虜になった。



体だけ大人になった今、自分が生まれた頃に働き始めたようなおとな達と関わるようになって、やはりまだおとなへの羨望というものは大きい。

同い年のガキどもと気の置けない会話をするのもそれはそれで楽しいけれど、やはりおとな達が持つ刺激には敵わない。タバコの匂い、まだ理解しきれない会話、それらがあの情景を思い出させてくれる。



自分もいつかそんなおとなになれるのだろうか。
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響け!ユーフォニアムに表れる個と和と調和

2015春クールでもかなりの好評価(当TL調べ)のアニメである「響け!ユーフォニアム」
僕は当初「さすが京アニ貫禄見せますわー」ぐらいの、まぁ京アニなら面白くて当然っしょというちょっと冷ややかな目線で見ていたんですが、ここ最近の盛り上がりっぷりにこれは筆を取らざるを得ないと思い、鉄は熱いうちに叩けということでちょっとした文章をしたためようかと思います。
とは言ってもガッツリ何周も見て心情描写がどうこうみたいなガチ考察は出来てないので、思ったことをつらつらと。
最新話まで見てる人向けに書くのでその点はご容赦ください。



■個と和の二項対立
高校の吹奏楽部が舞台のこのアニメ。序盤はまじめに練習しない先輩方に主人公たち1年生組(ここでは久美子、葉月、緑輝、麗奈の4人をこうまとめます)が戸惑うという描写が多く、高校時代の黒歴史を掘り返された元吹奏楽部ついったらーが蠢いていました。部活でもネトゲでもカードゲームでも「ガチ/カジュアル論争」みたいなのはあるんですねー。
その中で1人気を吐くのが高坂麗奈。"1年生のくせに"圧倒的な演奏力を持つことで孤立を極めていきます。
しかしその後部活が全国大会を目標に動き出すことで、高坂さんがむしろあるべき姿として捉えられ、うまいことまとまっていき…と思ったらソロパートを決めるオーディションでまた一悶着あって…
なるほど、「響け!ユーフォニアム」というアニメは本来調和しなければ成り立たない吹奏楽を題材として、個と和の二項対立から生じる不和をコントラストとして描いて展開していくんだな、というのが見て取れるんじゃないかと思います。不和を乗り越えて調和に向かう、概念が対極にあるので入ってきやすいですね。



■和と調和の誤解
部が全国大会に方針を定めた直後や、オーディションで疑惑が立ったとき、部の中にはなんとなく上手い人や頑張る人へのルサンチマンが蔓延していました。特にオーディションのときには緑輝も「高坂さんがソロを降りることで部がまとまるならそれもいいんじゃないか」という趣旨のセリフを言います。
しかしこれは馴れ合い・低め合いの和であり、調和とは呼べません。One for All, All for Oneというのは、個々が最大限力を発揮することで、それが乗算されて大きな成果を生み出すという意味であって、決して誰かが躓いても他の誰かが助けてくれることに甘えて頑張らない理由を作るものではありません(っていうのが最近TwitterでRTされまくってた気がする)。出る杭を打った低い横並びじゃなくて、個々が際立った末の高い横並び、みたいな。
慣れ合いの和を脱し、真に調和がとれた吹奏楽を志向しているキャラクターが、顧問として導く立場にある滝先生、そしてあすか先輩です。
あすか先輩が個と和の対立という事柄について「徹底的に中立」なのは、調和という別のベクトルを志向しているからで、だからこそ香織先輩と麗奈のどっちがソロを吹くかという話も「心の底からどうでもいい」のだと思います。おそらくですがあすか先輩にとって一番大事なのは調和のとれた吹奏楽であって、それには「3年間一緒に部活を頑張った仲間」すらも割り切れるのではないか、この辺りが心情が見えづらくてつかみ所のないキャラクターとして映ってしまう要因かなという気がします。



■各キャラの役割
個と和と調和、なんとなくこの3属性にキャラも分かれている気がします。
先述の滝先生とあすか先輩は調和のキャラですね。彼らは盲目的なまでに音楽に執着し、人間模様には無頓着。滝先生はそれが不和の原因となって松本先生に諭されるなんて場面もありましたが、あすか先輩の方はというと他の部員とは一線を画したような扱い。
部長を始めとした吹奏楽部の(モブ)キャラたちは和のキャラ。しかしこれはいわゆる部活動に典型的な青春とか思い出を重んじてるという面ではある意味感情移入しやすいとも言えます。
主人公組を見ると、緑輝だけは和に属している感じですね。先述のセリフ然り。主人公に近い位置にこういったキャラがいることも大事という気はします。
葉月は難しいんですが、作中では珍しい非経験者という立場から「吹奏楽部的文脈で物事を考えないキャラ」として捉えることが出来るんじゃないかなと。そこに1年生で入学以前のいざこざにも明るくないという立場が相まって、吹奏楽部内の和のしがらみに囚われずに麗奈を評していたりという一面も見られます。まぁあと高校生らしいネタを提供したりとか?
麗奈は個のキャラ。プライドの高さも相まって、孤独になったとしても個として毅然と立つことが調和へとつながると信じて疑わないキャラという風に見えます。実際には個と和というところで対立をもたらしているのですが、それも必要悪ぐらいに捉えているのかも。
そして久美子は中学時代の事件から和に属するような態度を取っていたけど、8話の麗奈との会話で麗奈と同様の志向性に目覚めたというキャラですね。主人公だし属性が固定されていないことに意味があると思います。
麗奈は久美子に「性格悪いね」と言いますが、これは久美子は本質的には吹奏楽部的な和に属するような性格ではないことを見抜いていたからのことなのかもしれません。



■再びガチ/カジュアル論争
吹奏楽部そのものは、春先のミーティングで「全国大会を目指す」という目標を立て、それに向けて日々邁進しています。
しかし部員個々のミクロな心情としては部活動的な青春も自らの糧であって、滝先生やあすか先輩が志向するような「真に調和がとれた音楽」よりも「みんなと過ごした時間」の方が大事だったりするわけで。
話の流れとしては部員はガチ志向に流れていっている感はあります。しかしそう両極端に割り切れないのも事実で、再オーディションの最終決定でほとんど拍手が起こらなかったのは、実力がある麗奈か3年間の思い出がある香織先輩かを決めあぐねていたからではないかと思います。そこで滝先生は香織先輩の口からけじめをつけさせて、全国大会を目指すという一貫性と、真に調和がとれた音楽を守ったのではないかなと。とはいえそれでもミクロなわだかまりはゼロにはなりません。
部活動的な青春から生まれる様々な葛藤と戦い、それでも真に調和がとれた音楽を目指していく、でもやっぱり完璧にはいかなくて、そんな不完全さも高校生だよね、そんな中にあって、久美子と麗奈のやり方の是非やいかに!みたいな、感じに、まとまっていくんじゃ、ないですかねぇ。

以上、見る人が見たら今更な話を長々と書いてしまいました。
いずれにせよ最後まで目が離せません。

陸上に/を

働き始めてからの陸上事情。

4月中は何かとバタバタしてて、というか社会人的なリズムに慣れてなくて、なんとなく時間が開いたな~と思ったときに近所の河川敷で走るというスタイルをとっていた。河川敷といえばジョギングみたいなところがある(と思っている)のに対し、天邪鬼で意識の高い短距離走者である僕は専ら坂ダッシュとタバタ式インターバルに勤しんでいた。このスタイルを貫いていくことになるかもしれないと思い、飲み物やタオルなんかを入れるため用のバックパックを勇み足で買ってしまった。

5月に入って生活が少し落ち着き、ここらで真面目に練習環境整えたいなぁと思って調べてってようやく代々木公園陸上競技場(織田フィールド)が平日の夜に無料開放していることを知り、そこからは週1~2回のペースで退勤後に走りに行くことに。荷物は飲み物やタオルだけでなくランシュー、スパイク、ジャージ一式と大幅に増えてしまい、容量が小さいバックパックはお役御免になってしまった…いやさすがにたまには使ってあげよう。



織田フィールドはさすが都会のど真ん中で無料開放してるだけあってとても混んでいる。大学時代の0.7倍ぐらいの広さの競技場に、大学時代の10倍ぐらいの人がいる気がする。走るときには中学生みたいな気分で「○レーン行きまーす」という声掛けがほぼ必須。恥ずかしくても身を守るためには仕方がない。
そして設備も今まで走った競技場で一番つらいものがある。スタブロやハードルなんてもちろん使えないし、ところどころタータンが剥げている。まぁ直す暇すらないんだろうなぁ…
大学時代が恵まれすぎていたのもあるけど、今の環境は満足に走るにはちょっと不満が多い。とはいえ、全く知らない人の走りが眺められる環境ってのもなかなか悪いものではない。



なんの練習をしているのかと言われるとはっきりとは答えられないけれど、一応マラソンに転向する気がまったくない意識の高い短距離走者なので、短距離の練習をしている。
実は6月20日の早大同記録会に100mと200mでエントリーしてしまったので、今はそれに合わせて練習しているところである。とはいっても、その中身はひじょーに適当である。

流れとしては、何も考えずに競技場に行き、ウォーミングアップを手短に済ませつつ何がしたいか漠然と考え、それを満足するまでやる。レストは「そろそろ大丈夫かな」と思うまで。
「この前スピード上げてたから今日は持久系足りてない気がするな~」みたいな気持ちで考え始め、「昔200-150-100とかやったけど間にもうちょっと足したら面白そうな気がする!」という方向に進んでいく。そのようにして、「60×2、80×3、100+300」とか「200-150-120-100-80-60-40」とかいう小学生のバイキングみたいなメニューが出来上がり、ひとしきり走り回って、満足して、帰る。



一昨日つくばに行って陸同の練習に顔を出してみた。
300レペがあったのでガチバトル。さすがに学生たちには刃が立たなかったけど、38秒を切るか切らないかぐらいのところで走れて一安心。ひとまず最低限の走りは出来ている感触。
しかし人と走ると色々と思うところがある。自分1人でやってきたことの評価が突き付けられてしまうということとか、やっぱり競走楽しいよねとか。
そういうところを考えると、クラブチームとか探そうかなというのも、合わせて考えてしまう。



ぶっちゃけ今の社会人生活の延長線上に豊かな人脈というビジョンがあまり見えないというのもあり、プロぼっちとして名を馳せてきた自分としてもなんらかの新しいコミュニティを模索してってもいいかなという気持ちがある。
それにやっぱり人と関わって客観的な評価の中にさらされないと、そもそも何も生まれようがないでしょというのもある。1人で走って1人でなんか答えに辿り着いたような気になって、というのはただのオナニーだし、気持ち悪い。
やはり競い合って、切磋琢磨して、己を高め合っていくというのは非常に真っ当なあるべき姿というものだろう。

しかしこれはやはり今までの焼き増しという気がしてしまう。
ある時間にある場所に行くと同じ志を持った仲間がいて、メニューもあって、あるべき姿に収まっていって…というのは、思考停止的な心地よさがある。それに身を委ねていると、いつしか陸上に支配されているかのような感覚に陥る。
以前「アスリート」について記事を書いたことがある。自分は割と享楽主義的なところがあるので、この手の恣意的なすべき/せざるべきに追い立てられるのが苦しく感じてしまう。たまには不摂生をしたいし、それに罪悪感を覚えたくない。

それに比べて今の練習は、17年目のシーズンにして最も陸上を選びとっていると言える。
社会人という地位を得たことで、今までの人生で最も陸上をしないことの正当性が担保されている。にも関わらず自分は陸上を選びとり、今自分が最もやりたいメニュー通りに走る。これまで感じたことがない、陸上を支配しているような感覚がある。
何かに追い立てられたり責められたりすることなく、生活の中に埋め込まれているような陸上というのも、これはこれで悪くない。なにより気持ちが軽い。
…しかしこのまま走っていった先には、結局独りよがりな「道中」しかない。辿り着くべき終着点がないまま、話は元に戻る。



結局この話は択一ではなくて、どのように折り合いをつけるかということでしかないのだけれど。

おかね

初めての給与明細、午前中にもらって昼休みに入った瞬間に開けてしまった。しょうがない、気になるんだからしょうがない。

そしてリアルに目ん玉が飛び出た。お小遣い程度のバイト代しか稼いでなかった学生時代とまた1つ訣別した。



しかし困ったことに、この目ん玉が飛び出るほどのお金を何に使ったものか皆目検討がつかない。今までお金を持たない人生を過ごしてきたため、必然的にお金を使わない人生を過ごしてきてしまった。

金銭感覚が小学校高学年辺りで止まっているため、スーパーで100円もしないお団子を買うだけで贅沢をしたような気分になるし、ラーメン屋でトッピングを乗せるのは1つの冒険だし、飲み会でハシゴだなんて卒倒モノの浪費だと感じる。だがどうやらそれは浪費でもなんでもないらしく、思ったよりも口座の数字は減っていかない。

世間様からは「浪費ではなく投資をセヨ」と責め立てられるものの、結局アテがないまま、ただ口座にステイするという非常に面白くなくて堅実な選択肢にたどり着いてしまうのだった。



そんなこんなで6月1日はボーナス支給日。もちろん賞与明細書も12時00分01秒に空けた。しょうがない、知りたいんだからしょうがない。

1年目で大幅に減らされてはいるもののやはり大きな額であることに変わりはなく、さすがの僕も今回ばかりは大きな買い物をしようと思った。小学校高学年なりの頭で精一杯考えた。今欲しいもの…将来の自分への投資になるもの…思いっきり贅沢なもの…



その結果ようやく辿り着いた答え――
















なんでだよ。






若いぼくには夢がある(棒)

ウルフルズverの明日があるさが身に沁みる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
社会人生活もはや半月。一応病みそうな気配も特になく、順調といえば順調にやっております。

平日は7時起き。始業時間が遅いのでこれぐらいでも十分。
弁当作りも「週に1回は作らない」というゆるふわルールを定めたおかげか今のところ続いています。ホントは前日夜とかいっそ休日とかにまとめて作ってちまちま消費していくスタイルにしたいとも思うんですがなかなか料理スキルが伴わず…
8時過ぎに家を出て、30分ほど電車に揺られます。僕が乗る駅の次で乗り換えのために一気に人が降りるのでそこまで圧迫感は無いのですが、逆もまた然りで帰りは降りるのが大変です。

大学同期の話を聞くと、みんな「研修期間」と称してどっかに泊まりこみだったり大縄跳びとかやってたりするらしいんですけど、弊社はそんなこと一切なくふっつーにオフィスに行ってふっつーに働いてふっつーに定時退社(これは最近じゃ割と普通じゃない気もするしありがたすぎる)してます。イマドキ風な言葉を使うとOJTってやつですかね。
基本的に国内向け事業中心の弊社で唯一海外向けの事業をやってる課に1年目から配属が決まり、4月1日は帰宅即itunesでリスニング教材落として翌日から通勤時にとりあえず流しておくという意識の高さ。初っ端の意識高いうちにことを成しておく方が後々楽というのを大学時代に単位関連で学んだはずなんだ。
先輩社員や上司の方々もみんな優しくてよかったです。あと弁当持ってったらチヤホヤされたのもプラスでした。

あと変わったことといえばとにかく眠い。ひたすら眠い。
デスクワーク中心なので仕事中もそうなってしまうんですが、なによりひどいのが帰宅した後。大学時代には考えられなかったことに、アニメ消化したりネット見てgdgdするよりもとにかく睡眠欲のほうが勝ってしまうんですね。おかげで小学生以来の23時寝なんかをするわけなんですが、それでも翌朝7時に起きるのがつらい。8時間睡眠で足りないってこの先どうなるんだと不安で夜も…ガッツリ寝ちゃうんだよな結局。

運動なんですが、上のような有り様でなかなか大学時代ほど練習時間をとるモチベが上がらず。なんとか週に1~2回近所で走ってる程度。というか一応こっちでも気合入れてランニングバックパックとか買っちゃったから腐らすわけにはいかないんですよね。
3月頭の引越し辺りから著しく運動量が落ちたので、なによりもまず体力の低下をひしひしと感じますね…短距離でもまともに走り切れなさそう。
あとやはり練習してても完全な孤独というのがまだなかなか慣れないです。ハードルやってると孤独"感"を味わうことは日常茶飯事でしたが、周りに誰もいなかったわけじゃなかったんだよなというのを改めて思い知らされました。
まずは復帰レースを何にするかですね。種目は100mか200mにしようと思います。というかハードルは厳しい。

初任給楽しみだなー。

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プロフィール

HN:
KANI
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1992/05/11
職業:
学生
趣味:
陸上 ゲーム アニメ
自己紹介:
筑波大学に通っております。
同好会で陸上をする傍ら学業をしています。
スポーツに関わりたいと思いつつどういうアプローチをすればいいのか模索中。
一人でいることが多いですが寂しくなんかないんだからね。

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