年度も明けて2週間が経ち、新入社員の皆様におかれましては「質問する前に自分で調べろ」と「どうして聞かずに勝手にやったんだ」の狭間で社会に対する冥い感情が募りつつある頃なのではないかなと思…ったけど普通はまだ研修とかやってて実務に携わってないもんなのかな…?
ともあれ強引に話を続けますが、これ僕も新入社員側の立場だったらその日1日殺意に邪魔されて仕事どころではないんですが、聞かれる側になってみると「質問のレベルの切り分けができてるかどうか」という話なんだなと気付かされました。
そもそも大前提として現代社会では大抵の疑問ってGoogle先生に聞けば一瞬で解決出来るんですよね。おおよそ一般教養的な知識や、MS Officeの使い方・テクニックなんかは疑問に思ったら即Google先生へ。人によってはWikipedia先生かもしれなくてそこはまだギリギリセーフなのかなと思うんですけど、Yah○○知恵袋さんは先生じゃないからやめましょうね。
対して職場内での決裁フローや業務上の慣行みたいな所属先の専門性や独立性の高いことについてはさしもの先生方も答えてはくれず、ここは職場の諸先輩方のお知恵を拝借するしかないということになります。
要するにGoogleで解決出来るようなことを質問されたら「質問する前に~」となりますし、職場なりの慣行があるものをGoogle先生に聞いてしまって一般的な尺度で測って判断してしまったら「どうして聞かずに~」となってしまうんですよね。
僕なんかはもうデジタルネイティブエリートオタクなので後者のミスが割とあります。聞かずに"やってしまう"までは行かないにしろ、「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一時間の恥」とでもいいますか、1人で閉じこもって考えてしまうせいで時間のムダを生み出してしまいがちです。
しかしデジタル(略)的には「前者のケースなんて起こりうるわけないでしょ今時の大学生なんてググってコピペでレポート書いて卒業してるじゃん」って思ってたんですけど存外そんなこともなくて、わからなかったらまず人に聞こう!っていう(略)オタクのコミュ力では到底真似出来ない処世術で渡り歩いてる人もいるんですよね。
その姿勢自体は間違ってはないし僕も聞かれたら答えるんですけど、この手の質問に答えるときに考えてることって「知識ひけらかしてドヤりたい」が2割と「これに素直に答えてちゃいけないのはわかるんだけどどう誘導すればいいかわからない」が7割、残りの1割が「もしこの先コイツが周りに聞ける人がいない・自分が真っ先に聞かれる立場になったときにどうなるんだろう…」という心配だったりします。
飢えている人には魚を与えるだけではなく魚の釣り方を教えよ、なんて使い古された言葉もあるんですけど、「魚の釣り方の教え方」は誰が教えてくれるんだよーとか考えながら糸口を模索する日々です。
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無題
返しの刀は、俺の方が給料いい