>やる気出して書きます。
その後3週間放置!
はい、ということで若干の今更感もありますが日独研修の後半、ブランデンブルク州編です。
ブランデンブルク州には10日~15日まで滞在しました。スポーツ活動というよりは施設見学っぽいのが多かったですね。プログラムは現地の人々が考えてくれるのですがベルリンのときと比べて「現地の人々と何かを一緒にやった」という印象が薄かったのは少し残念でした。

前回同様に写真付きですこし解説します。
これは2日目の午前に行ったCamp 4U(キャンプ・フォーユー)というところで、いろんなスポーツの体験をしたりBMXのショーを見たりしました。
施設の規模がとても大きくて、休日に家族で行ったりすると楽しそうだなーって印象でした。

これはポツダムのサンスーシ宮殿に行った時の写真。中庭から宮殿の方を撮った写真なんですがこれで見ると宮殿がちょっと小さいですね…
宮殿は外観、内装、置かれている美術品などどれをとっても美しいものでした。しかし宮殿内は写真を撮るために許可証を買う必要があって、グループ内で1人が買って撮るという方式をとったので僕の手元には残念ながら写真が残っていません…
宮殿に向かう階段の脇のぶどう棚も実際に見ると素晴らしいものでした。
僕個人としてのブランデンブルグでの一番の思い出はホームファミリーです。
ブランデンブルクのホームファミリーはどの家庭も日本人の受け入れをするのが初めてという家庭ばかりでした。僕の行った家庭は夫婦に男兄弟3人の5人家族だったんですが、ホームステイ中は次男の彼女も家に来てたりしました。なんか彼女とかが家族ぐるみの付き合いをするのが割と一般的っぽい…?
最初の顔合わせの時に「ドイツ語わかんないだろうから家族間の会話も英語でやるようにするよ!」といってくれたんですが、お父さんお母さんは英語があまり得意でないらしくよく兄弟達にツッコまれてましたw でも自分自身も英会話はあまり得意ではなかったのでこのあたりは親近感がわいてとてもやりやすかったです。

ホームファミリーデー(1日フリーでホームファミリーと過ごす日)の時にはベルリンに一旦戻って回りきれなかった観光名所に連れて行ってもらいました。
これはドイツの国会議事堂の写真ですね。スケールが半端じゃなかった…!
他にもベルリンの壁やホロコーストの慰霊碑がある公園など、いろんな場所に連れて行ってもらいました。
あと一番思い出に残っているのは毎晩やったゲームですねw
テレビゲームではなくダイスやトランプを使ったゲームだったんですが、家族みんながそういうゲームが好きらしく、英語でルールを大まかに教えてもらい、やりながら理解していくという感じでやっていました。
Rummikubという数字が書かれたプレートを使ったゲーム、Kniffelというダイスを使ったゲーム、またテキサス・ホールデム形式のポーカーなどいろんなゲームを夜中までやって、朝はプログラムのために早起き…という生活を送っていました。ちなみにポーカーはバカ勝ちしてしまいました。
ブランデンブルクのホームファミリーとのお別れは本当に寂しかったです。別れ際にもらった、家族みんなの手形がついたバッグは一生の宝物です。
15日の昼にブランデンブルクを発ち、また5時間ぐらいかけてフランクフルトへ戻りました。2週間ぶりに見た他県のグループ、というか北海道グループじゃない日本人を見て少しホッとしました。
後半プログラムで行われたのは主に研修の振り返り、そして”日本団の”さよならパーティーでした。
さよならパーティーはひたすらに、ただひたすらにはしゃいでましたね。他県の人たちと交流できた時間はごく僅かでしたが、それでも全国各地に友人ができたのはよかったです。
研修の振り返りは地方プログラムの内容や感想、ディスカッションの成果などを話しました。北海道グループが話したことを大まかに並べると
・ドイツのスポーツクラブは子供も大人も1つのクラブに参加しているため、世代を超えた交流が可能になる。また、ユース世代が指導者として活躍する機会が多い。
・一方日本のスポーツ少年団は「プレ部活動」として位置付けられているという認識が強く、そのため小学校卒業と同時に「卒団」という現象が起こりうる。中学校以降は部活動が主なスポーツ参加の場であり、そこでは青少年の健全な育成を図るという少年団の理念が反映されづらい。
・少年団活動が中学校以降も継続できるということを広く伝えていくこと、また部活動との共存を図っていくことが重要。
というものでした。自画自賛ですが全体的に見て結構レベル高い発表ができたんじゃないかと思います。
そして17日の21時頃にフランクフルト空港を出発。18日の15時に成田に着き、日独同時交流は終わりました。
すべてを振り返って、言葉では言い尽くせないほどの素晴らしい体験ができたと思っています。
日本団、北海道グループ、通訳の方々、そしてドイツで出会った人々はみんな良き友人です。
そして多文化に触れて自文化を知るというのはよく言われることですが、日本とはなにもかも違う風景や生活感を知り、それによって日本のいいところや悪いところが少しずつですが浮き彫りになってきたような気がします。あぁでも日本食がおいしいことは間違い無いです。
最後の振り返りで述べた上記のような点を改善する役目を負っているのは僕たちの世代です。このドイツ研修に行く前に僕はこの研修が自分のキャリアを考える上で重要な体験になるはずということを言っていましたが、この役目を実際に僕自身が負うことになるのか、将来どのような道を歩むのか。今はまだはっきりと形になってはいませんが、それを考え始めなくてはならない時期になっていることは実感しています。時間は待ってくれないものです。
この研修を思い出ではなく糧と出来るように、これからの時間を過ごして行かなければならないのです。