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B-DIARY

筑波大生のあれやこれ。

   

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何もない日

クラ対が終わってから早2週間、すっかり気が抜けて筆不精になってしまいました。



ちなみに200mはというと23"86(0.0)というなんとも微妙なタイムで、同じ組で走った陸同勢の中では一番遅いタイムでのゴールとなりました。悔しい。

しかしスタート直前にすら余計なことが頭をよぎるぐらい全然集中出来ていなかった。ハードルで使い果たしたのかな…



10月25日に感情を発散しきったというか、11月1日は本当にあっさりと終わってしまいました。

泣いたりとかも全然しなかった。いやまー打ち上げは楽しかったですけどw



今年もシーズンが終わってしまった。

今までと少し違うのは、冬練をしなきゃならないわけではなくなってしまったことかな。

おかげさまで受験勉強してたとき以来の、暇な夕方がたくさんある日々を過ごしています。







いや、実際には暇でもなんでもなくて、今度は卒論に追われる身になっています。

ひたすら本読み足りない。夏休みホント何してたんだ…あぁゲームかちくしょう…



最終提出日は1月2週目。その前に今月末、来月末と草稿を出してチェックを受けるよう言われてるので、まずは今月末の提出に向けてガリガリやってます。

フィールドワークなんかもやったので、関係各位に恥ずかしくない文章を書き上げたいものです…







冬練しなきゃならないわけでもないし、そもそも忙しいしで全然競技場行かなくなるだろうなと思ってたんですけど、先週の金曜日図書館にこもってたらなんというかこう、突如としてふつふつと沸き上がるものがあり、気付いたらジャージに着替えて走っていたという…

ま、まぁあんまり根を詰めても不健康かなと…とはいえここまで来ると逆に病気かもしれません。



来シーズン、あるのかなぁ。
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最後はサックリ気軽に。

いつまでも辛気臭いものを一番上に置かないこと。



明日は200mを走ってきます。

同じ組に筑波が4人いるのでダービーを制したいです。



声出すのはどの応援でも当然ですが、同期のは特に張り上げていきたいです。

最高

最高のレースだった。



目覚ましより1分早くスッキリと起床。と言っても競技開始が遅かったので行きのバスでまたぐっすり寝かせてもらった。

着いてからご飯を食べて軽くストレッチ。体には程良い緊張が走っていて、感触は悪くなかった。ただ内転筋にだけ緊張が行き過ぎていて、後輩にテーピングをしてもらった。これがなかったらまともに走れなかったと思う。

その後も緊張感を切らさないようにたまにストレッチをしたり、他の競技で号砲が鳴る度に自分の走りをイメージしたりした。完璧なスタート、完璧なリズムで、1582より速いタイム、拳を突き上げて叫ぶ自分の姿まで。





トラックにハードルが置かれて、競技前練習になった頃から視界が変わった。五感が収斂される。もう自分のレーンしか見えない。自分の走りしか考えられない。

あまりにも自分のことしか考えられなくて、いつもなら自分が走る組の選手紹介は全ての選手に拍手を送るはずが、それさえも頭から抜け落ちていた。

スタブロに足を着くとき、「最後のスタートだ」と思った。最後、これっきり、もう訪れない、最後のスタート…





最高のレースだった。

完璧なスタート、完璧なリズムで、

10台目を越えて、

トラックに脚を掴まれた。



って書いたら、格好がつくとでも言うのだろうか。



10台目を越えて、着地した瞬間バランスを崩した。何が起こったのかわからなかった。何が起こったのかわからないまま次の瞬間には地面に手をついて転がるビジョンが見えて、そうならないようにするので精一杯だった。バラバラの姿勢でゴールへ向かい、悪あがきのトルソー。

16”18(-0.7)。

最高に惨めなレースだった。





ゴールした後にいたのは、起こった出来事に理解が追いつかないまま、頭を抱え、喚き立て、地面にうずくまる自分だった。想像とは程遠く、ただただ惨めだった。

荷物を取りにスタート地点に戻るとき、呆然とはしていてもすれ違う人と会話するぐらいの余裕はなんとか保てていた。着替えながら一緒に走った後輩のペースに引っぱられて喋ってたら泣く暇もなくて助かった。



唯一褒める点があるとすれば、全体8位での1点を死守したことだろう。

なんにせよ入賞したのだ。去年は対抗で出て得点出来なかったのだから今回の順位は手元に残った賞状でもって誇るべきことなのだ。

そりゃあ周りの人は「おめでとう」って言ってくれるし、それには「ありがとう」と返す他ない。

たとえ自分がそう思っていなくても。





帰りのバスで寝ても、飯を食っても、酒を飲んでも頭からは消えない。1人になった途端に絶えずフラッシュバックしてくる。失敗した。最後を飾ることが出来なかった。

みんなが言うように力が入りすぎたのだろうか?組トップだったから?最後の走りと思ったから?

それとも自分の甘さが出たのか?調整の時点で、いやそれよりももっと前の、練習のときの様々な場面で、足りないものがあったのか?

もしくはまだ最後と言わせないというカミサマの計らいか?



すぐこういう言い方をしたがる自分に吐き気がする。

本当に走り終わってすぐこんな事を考えてしまっていた。こうやって空白の未来に逃げ込んで、明確な終わりをイメージしないまま「いつか」とだけ言っている。

そうやっていつまでもやめられないままでいたのに。

じゃあifの完璧なレースを悔やんでドヤ顔を作れば溜飲が下がるのか、無気力な自分をアピって誰かに構ってもらえれば満足するのか、それとも文章に叩きつけてレトリックに酔っていれば消化出来るのか、そうやって自分のやることなすことにメタから文句を言えば気が済むのか…

最高に惨めだ。感情の行き場がどこにもない。10台目を着地したあの瞬間に心が縛り付けられたままだ。

敗者は何をしても絵にならない。

本当にこれで終わりなのか…?





自分史上では最高の失敗が、もしも世間ではありふれたものなのだとしたら、どうやって折り合いをつけたらいいのか教えて欲しい

クラ対に向けて

いい走りが出来た時、自分は「魂を削って走った」と表現してきたんだけど、

そうやって走って、トルソーの勢いのまま、倒れこんで心臓も止まるような、そんな走りがしたいっていう憧れがあった。いつからかはわからないけど、割と長いこと。





明日に控えた最後のクラ対、隔週で来週は200mもあるけど対抗110mHが明日だからまぁ明日が実質最後みたいなもんで、色々と思い返す事はある。

今シーズン1年分とか、大学生活4年分とかではなく、競技生活16年分。



親に大会に連れて行かれて、

走る姉と兄を見て育ち、

近所の公園から始まった、

ドリルが上手だとほめられた、

8レーンの先にある1本だけ葉の色の違う木、

初めて全道を決めたときの喜び、

転んで骨折したりもした、

色んな種目を転々とした、

駅伝なんかも助っ人借りてまで走った、

高校から初めて土グラウンドで練習するようになって、

怪我で走れなくても陸上のことを考えてしまい、

高校最後の大会を僅差で支部予選落ちし、

大学陸上の競技レベルの差に絶望して、

それでも別の道で走ることを選び、

ブロック長までやって、

そして今。





好きだから走った。というのは半分で、実のところ、失うことが怖くてやめられなかったのがもう半分。

情けないことだけど変わるのが怖かった。というか今でも怖い。



「これが競技生活の最後」という人を見て、残念に思った。というのも半分で、羨ましいと思うのがもう半分。

俺も「最後」って言いたい。これっきり、もうやらないって。



来年結果的にどうしてようと知ったことじゃない。自分の陸上のあり方が競技成績と違った次元の美学的な何かにあるとかそんな話もどうでもいい。

とにかく今、16年かけて辿り着いた今、自分の持てる全てをトラックに置いて、魂さえも置いて、競技者としての自分を殺そう。

いつかじゃなくて今、最高のレースをしよう。

ハードラー

先週の土日の筑大競。



土曜日は100mと110mH。

100mは12"09(-0.6)と散々。110mHも16"24(-1.2)と低調なまま終わってしまいました。

クラ対までの残りの期間で何をするか、思考は止めないでいきたいです。まだベストを出せるというビジョンはあるように感じるので。



そんでまぁ、個人的なメインは日曜日。

2年ぶりに400mHに出ました。







ブロック長だったときの自分ルールの1つに「400mHに一切触れない」というのがありました。

400mHから110mHへの転向(過去日記も参照)というのは自分の中では短長としてやってきた2年間との決別だったわけで、それなのに記録会で400mHに出るとか練習の時にレーンに置いてあるハードルを遊びで跳ぶみたいなことをすると自分の中に未練があることを認めてしまうことになる気がして、上に立つ人間がそんなブレブレなスタンスを見せるのはやめよう、せめてこの1年は110mH選手としてあろう。と思って過ごしていました。まぁゲン担ぎの類ですが、それでなんとかクラ対出場は果たせたので良かったのかなと。

しかし4年になってある程度自由に走れる立場になって、かつ競技に打ち込める時間もそろそろ終わりということを鑑みて、やはり最後に1回は走っておきたいという思いがありました。

本当は7月の記録会で出てそれでいっかというつもりだったんですが風邪で出場できず、この日までもつれ込むことになってしまいました。



あともう1つ、後輩と勝負したいというのも理由としてありました。

その後輩の入学当初からいつかは直接対決がしたいと思っていたものの、怪我があったり昨シーズンは前述の通りだったりでなかなかタイミングが合わず、ここにきてようやくそれが実現することとなりました。申請記録を盛りに盛って合わせた甲斐もあって組も同じ。編成見た時点で結構嬉しかったなぁ。



その後輩に勝つことを目標に走ろうと決めていたわけなんですが、向こうはバリバリ練習してるのに対しこっちはそもそも300mすらロクに走りこんでない。勝負以前に走り切れるのかという不安がありました。

しかしそこは昔取った杵柄、自分に何が出来て何が出来ないのかを分析し、体力に不安がある分は110mHのハードリング技術や身長等のリソースで補い、戦略的に走ることによって勝つチャンスは十分にあると考え、「必勝のレースパターン」を構築しました。

まず400mを真っ当に走り切る自信がないので「真っ当に走らない」ことを前提に考えました。高校時代の短短の先輩がマイルを走るとき200-300mあたりで休んでるという話を思い出し、ウェーブ走のイメージで走れば死なずにゴールラインまで辿り着けるだろうと目論みました。

また自分の身長は結構なアドバンテージです。昔は前半歩数を縮めることばかりに意識が向いていたんですが、今回特に不安が大きい後半局面を考えた時に「どれだけペースが落ちても17歩でいけるだろう」というのはちょっと安心感がありました。

ということで、前半を22-15歩で6台目まで全力走、そこから努力感を一気に引き下げて17歩で7・8台目をクリア、ラストスパートをかけてピッチアップした17歩で残りをどうにかするという「220+70+110m」プランで行くことに。8台目を越えた瞬間にスイッチを入れるってのが高3の高体連と同じイメージなのが個人的に感慨深い。
前半でリードして第3・4コーナーで一旦抜かれるもホームストレートで抜き返しゴール、ヘタる後輩を見下ろしながら「これが老練の走りってもんよ」とかドヤ顔でのたまうところまで完璧に妄想出来ました。



当日は割と強い雨が降っていました。普通の人は家で大人しくしてるんだろうに何やってるんだか、ってのが天邪鬼な自分には最高に楽しく感じるので雨の中のレースはそんなに嫌いじゃないです。
それにこんなもので2年越しの楽しみが潰える訳もなく、淡々とアップをしてレースを迎えました。後輩は2つ外のレーン。

スタートは大きなミスなく切り抜けるもハードリングで浮く。後輩も前半からなかなか速い。それに対しこっちは思った以上に体が動かない。5台目を越えた瞬間に「あっこれアカン」と直感し1台分早くフェーズを移行。スパートの区間まで前倒しすることは出来ず185+105+110mという形に。8台目を越えてからプラン通りにスパートをかけるも、後輩が遠すぎる。ビミョーに差を縮めたものの追い付くには至らず、ゴール。ヘタり込んだのは自分の方でした。



59"11。まぁ久々にしてはよくやったほうだと思います。

後輩は57秒台を出すも「クソレース」と評していました。相手にならなかったし、相手にしてもらえませんでした。かなしいなぁ。

まぁ、「勝負」と言ったにもかかわらず400mH仕様の走りこみやアプローチみたいな相応の準備をしなかった自分が失礼だったかな…

自分が400mH選手として同じ土俵に立てていれば最高だったんだろうけど、こんな形であっても戦えたことは良かったと思っています。



スタートから2台目まで越えてカーブを抜けてバックストレートに入ったときの、ハードルが一面に広がっている景色。久しぶりに味わえて楽しかったです。体は死ぬほどしんどかったですが。

これで卒業までのやり残しを1つ解消出来ました。あといくつ残ってるのかちゃんと数えなきゃ。そんで1つずつやり遂げていこう。

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プロフィール

HN:
KANI
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1992/05/11
職業:
学生
趣味:
陸上 ゲーム アニメ
自己紹介:
筑波大学に通っております。
同好会で陸上をする傍ら学業をしています。
スポーツに関わりたいと思いつつどういうアプローチをすればいいのか模索中。
一人でいることが多いですが寂しくなんかないんだからね。

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