なにもなくても普段から陸上の話しかしてないことに定評のある当ブログですが、クラ対が迫っているので今日も陸上の話をします。今日はちょっといい練習が出来たので気分がいいのです。
その前にもう一度確認。
関東クラブ対抗陸上、略してクラ対。今年は震災の影響云々で11月20日・26日の隔日開催となっています。調整が難しくなりますが、オープン種目に積極的に参加できるメリットもあるようですね。
僕は400mHとマイルリレーの対抗選手に選ばれました。どちらも2日目にあります。1日目は会場には行きますが何も出ません。100mとか400mとかに出ても良かったのかもしれませんが、今回は的を絞る意味でパスしました。
マイルリレーはまだ走順も未定なのでなんとも言えません。走る用意だけはしておこうと思います。400mHの目標は56秒台で入賞です。例年60秒を切れば予選は突破できると言われていますが、油断はしないようにと考えています。
それで今後の展望なんですが、今日の練習が結構鍵になってたように思います。
先日陸マガの山崎さんの400mHの記事を立ち読みしていたんですが、そこに「1台目のスピードがレースの明暗を分ける。ここで悪い動きが身についてしまうとその後の成長に支障が出る」という旨の話がありました。
入りに関しては筑大競同様22歩で今シーズンは固定と考えていたのですが、この記事を読んですぐに考え方を改めました。このままじゃいけないと。大会まで3週間を切った切羽詰まった状況で、歩数を減らす決断をしました。
そして今日早速ハードル3台を置いて取り組んでみました。まずブロックなしで3本ほどやってみたところ、フラット400mのような加速段階で素早く脚をさばいていく加速を捨てて、腕も使って大きく動かすようにイメージするとそれほど困難なわけではありませんでした。その後ブロックを使ってみても上手く突っ込んでいけたので、これは21歩でも行けるという確信を得ました。
しかし驚きだったのはブロックを使っての4本目。無意識のうちにフラット400mのような内傾を使った加速のままハードリングができ、予想以上の勢いで2台目に突っ込んでしまい、15歩でドン詰まりでした。そこでまた瞬時に考え方を改めました。「3台目まで14歩で行ける」と。
序盤調子良く行けたとしても、400mHは常に全体のエネルギー収支を考えなければならないというのは持論としてあります。しかし現状は前半15歩でドン詰まり。そこで無理に減速とピッチアップで合わせることと、エネルギーを過剰に使ったとしても14歩で勢いに乗れることとを天秤に掛ければ後者のほうがいいと考えました。歩数合わせるのもそれはそれで神経すり減らして消耗しますし、どのみち来シーズンには通らなければならなかった道です。
とりあえず2本ほど試しましたが、偶数歩といえば逆足なのです。左脚でのハードリングは1年かけても実戦レベルとはまだ言い難いです。が、使えないこともないぐらいのレベルではあると思います。今日の2本も走ってる勢いとしては合格点だったと。
今回のプラン変更で逆足を使わなければならない場面は3回(2・7・9台目)とかなり増えてしまったのですが、付け焼刃なりに調整していきたいです。
去年の高体連前の自分の言葉を借りると
「直前で走り方を変えるなんて無茶なギャンブルしなくても、と思われるかもしれませんが、変えなかったら記録会あるいは春季大会のようにゆるやかに負けるだけです。変えることで派手に負けるか派手に勝つかになるんだったら選択の余地はありません。」
ということですね。しかしいきなり3歩も減らすのは相当なギャンブルとも言えますが、技術としてできることなら躊躇う必要はないでしょう。あとは本番でも自分を信じきる事です。
筑大競から大幅な変更点があるので、ピーク合わせも重要かと思います。今のところ予選までが調整と考えています。自分でも何様だよとちょっと思いますが、予選は歩数の練習として捉え、10台目以降、余力があればそれよりも前から流して58秒後半ぐらいでの決勝進出を狙うというのが理想形です。そして決勝でベストを出します。高校までのレースでそんなことはやったことがないですし、実際のレースのレベルも分からないので結局はなんとも言えないのですが…
「上手く走る」みたいな概念が発生しうるのがハードラーの性なのかもしれません。僕も2回ほどハードルで転んだことがあるので、どうしても失敗が怖いというのはあります。
ただやはり競うのは「速く走る」ということだけだというのをここでもう一度思い出しておきたいです。速く走るために出来ることなら、リスクがあろうと挑まなければ。そんな風に残りの時間を使っていきたいです。
PR
COMMENT