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筑波大生のあれやこれ。

   

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ゼミとグループディスカッション

グループでの討論ならゼミでも結構やってるしまぁなんとかなるっしょーという気持ちで就活のGDに臨んでみたらちょっと毛色が違って思ったよりも苦戦した、という経験があったので今のうちに自戒の意味も込めて書いておこうと思いました。
ゼミの形式について「うちのゼミの場合」という但し書きがつくので一般的な話にはなりづらいかもしれないですが。

とりあえずゼミとGDについてそれぞれどういう風に進んでいくかを確認しましょう。
うちのゼミの場合、春学期にやってた文献講読の時は発表者が担当してる分のレジュメ作って要旨まとめて発表して、それを受けてみんなで疑問に思った点なんかを自由に討論する形。秋学期からの卒論・独論構想発表の時は発表者がどんな風に書いていくか発表してみんなで突っ込むって感じ。
それに対して就活でやるようなGDは人事に課題を出されてそれについて討論する…ぐらいの認識で大丈夫でしょう。多分。
あと時間について言うとゼミはネタが尽きたら終わり(実質的には無制限)なのに対してGDは当然ながら制限時間がありますね。
そして「何をもって終わるか」に注目すると、ゼミの場合は「感想」、つまり討論を受けてどう思ったかと、構想発表の場合はこれからどうするかという展望を述べて終わります。対してGDは課題に対する「解答」を提示することで終わります。
ここまででざっくりまとめると、ゼミは「多少グダってもいいので正当性を突き詰めていく作業」、GDは「制限時間内にそれっぽいシナリオを練り上げる作業」であると考えられます。

多少グダってもいいので正当性を突き詰めていく作業であるゼミは積み木方式で進んでいきます。誰かがなんか言ったらそれにレスポンスして、それをどんどん積み上げていく。脱線上等というか、ゴールがそもそも設定されていないので無限に話を広げることができます。
ゼミの目的は意見を交わしあう中でパースペクティブを広げること、結局は学習であることを鑑みれば納得ですね。プロセスに価値が置かれているわけです。
論文の構想発表の時は「書き上げる」というゴールが設定されてはいますが、そこに至るまでは最終的には個人の問題になりますしゼミで話し合う段階ではやはりまだ学習の域を出ないと思います。

制限時間内にそれっぽいシナリオを練り上げる作業であるGDは塗り絵方式で進んでいきます。まず最初にゴールの設定があり、それに向かって議論を進める必要があります。
となれば脱線はすべきではありません。意見の多様性はあってしかるべきですが、設定したゴールに結び付く意見なのかを逐一確かめながら発言する必要があります。結びつかないならそれは「今は必要ない」意見です。
GDの目的は解答を作り上げることであり、成果物に価値が置かれます。そりゃー採用試験という人事側の観点から見ればプロセスを評価しているかもしれませんが、それはGDを"やる側"の論理ではないわけです。ゼミであるような他の人の意見を受けて気付きがあって学ぶことができたなーみたいな主観に還元されるようなプロセスは今はどうでもよくて、"やる側"はとにかく客観的な成果を出せと。
これも「社会人」としてこれから「ビジネス」をするということを鑑みれば納得できます。客観的な成果なしには何も評価しえないわけで、そういう思考法をするよう採用の段階で訓練されてるんですね。そういう思考法が出来ないと落とされるって寸法なんでしょうきっと。

要は「ゴールを意識しているかどうか」ということについてまず自省しなければなりません。ゼミの時にただ話を広げるだけの変化球的な発言することが多いんですが、GDの場面ではゴールに結びついているかどうかを考える必要があります。
またこのように自分の意見の立ち位置を確認していくということを考えると「原因ー結果」とか「方法ー成果」の上り下りのイメージが結構重要なんじゃないかと思います。個人的には練習メニュー作るときに意識してた部分が大きいのでなんとかならないかなーと楽観視してしまうんですが、油断するとよくないですね。
あとはグループワークなので、もしグループ内に脱線する人がいたとしてどうやってこれを穏便に要求するかみたいないかにも日本人っぽいことも考えてしまうんですが…まぁゴールや前提条件の共有を徹底して思考のフレームワークを押し付けて矯正するのか、みたいな月並みで押し付けがましいことしか言えないですね。そもそも自分はそんなことが言えるような技量を持ってるのかという。

方法論として思うのはこんなところでしょうか。
建設的な意見を言うための方法論が意識できても、そもそも意見が建設的になるようにするためには知識をつけないといけないので、両面で訓練しないといけないですね…
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プロフィール

HN:
KANI
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1992/05/11
職業:
学生
趣味:
陸上 ゲーム アニメ
自己紹介:
筑波大学に通っております。
同好会で陸上をする傍ら学業をしています。
スポーツに関わりたいと思いつつどういうアプローチをすればいいのか模索中。
一人でいることが多いですが寂しくなんかないんだからね。

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