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筑波大生のあれやこれ。

   

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スポーツは「良い子」を育てるか

先日携帯が壊れて、保証が聞いて同じ機種の新品と取り替えということになったんですが、受け取りに行ったとき3時間待ちと言われてしまい、待ち時間に本を衝動買い。タイトルが面白そうですぐ読み切れそうなものを。

ということで『スポーツは「良い子」を育てるか』(永井洋一 著)という本を買いました。
スポーツを始める動機として身体的・精神的な成長というのはもっとも大きなものだが、少年スポーツの実態として能力の優劣をつけ弱者を排斥し強者に効率的なトレーニングを施すことで常に勝利を目指す指導者や他所の子供との比較をしたがる親などがあり、子供は大人の欲求を満たすために機械的にスポーツを行うように指導される。スポーツが勝利という果実を得るための手段でしかなくなっており、スポーツを目的として享受する仕組みが成り立っていない現状においては当初の動機であった精神的な成長というものが本当に望めなくなっているのではないか。という本です。

短距離ブロック長に就任したとき、「消費する楽しみではなく、創造する楽しみを陸上で見つけられるように」という話をした、気がします。
陸上は記録という客観的なものがストレートに表れるのが良さでもありますが、そういった結果にこだわり過ぎることなく、速くなるためにはどうすればいいかという過程を楽しむこともスポーツを楽しむということの1つの表れだと思います。というのをこの前陸同ブログにも書いてみました。
冬練の間、技術練習のときなんかは「どうしてこれをやるのか」とか「どうすれば上手くいくか」みたいなことをあれこれ説明してきました。多分4割ぐらいは伝わってないだろうなぁと思いながら、そういうものだと信じてこれからも続けていくでしょう。自分だって二軸走法の入り口にたどり着くまでに10ヶ月ぐらいかかった気もするし、思考法を育てるなんて一朝一夕で上手くいくはずがない。自分の任期が終わっても浸透しないかもしれないし、浸透しないまま下の代が卒業してしまうことだってあるかもしれない。まぁそれでもやってみようかなという気持ちです。
本に書かれていたのは少年スポーツでしたが、僕はそれを大学でやろうとしているんだと思います。

でも僕が練習であれこれ喋ってしまうと結局聞いてる人たちの「発見する喜び」を奪ってることにもつながりかねない、結局自分のやり方にみんなを当てはめて機械的に行わせようとしているのではないかという自省もあります。方法論を教えるべきなのに方法自体を教えてしまっているような。
今まで出会ってきた知識面から陸上に取り組んでいる人々は割とみんな寡黙だった印象がありますが、もしかしたら同じような葛藤を抱えていたのではないかと思ってしまいます。
やっぱり人前で話すのは難しいです。難しいなと思いながらやり続けて、やりながら慣れていくしかないんでしょうか。
だとしても難しくなくなったって思える日は永遠に来なさそうですね。
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プロフィール

HN:
KANI
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1992/05/11
職業:
学生
趣味:
陸上 ゲーム アニメ
自己紹介:
筑波大学に通っております。
同好会で陸上をする傍ら学業をしています。
スポーツに関わりたいと思いつつどういうアプローチをすればいいのか模索中。
一人でいることが多いですが寂しくなんかないんだからね。

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