クラ対が終わってからずいぶんダラダラしてしまったけど、ようやく筆を取る気になったので書く。
1日目、対抗110mH。
午前はかなり強い雨が降り、対策が不完全だったためかなり濡れてしまったり、雨を避けようとしてテントと屋根のある本部付近あたりをウロウロし過ぎてしまったり。ここで少し疲れをためてしまったかもしれない。
アップを始める前には雨はやんで、風もそれほど強くなくてコンディションとしてはかなり好条件になりました。
正直アップの時点から「これが幹部代の最後なのか」と思うと涙が出そうでした。
ユニフォーム姿になってからあたりのことはもうあまり思い出せないけど、とにかく今までにない興奮状態でした。あそこまでアドレナリンガンギマリで目をギラギラさせてたことはなかったと思います。中学・高校の全道行きが懸かった大会以上にはフロー状態でした。
自分の出した宿題には、至極単純な答えを返すつもりでした。
「陸同に来て良かった」と、それを表現するだけでした。
1台目でちょっと浮いて、あーもう仕方ないなと思った、
2台目もちょっと浮いたけどなんとか抑えこんで、
周りも速かったけどあんまり意識せず、
後半は疲れたけど、
それでも練習のとき失敗続きだったよりは幾分マシで、
最後は叫びながらゴールしてしまった。
組ビリだったのにね。
タイムは16"47(+0.9m)でした。ベストにも及ばず、入賞も出来ず。8位まではあと0.2~3秒ほどで、もしかしたらもう少しやりようがあったのかもしれませんが、なんにせよこれが実力ということでしょう。
客観的なタイムはこんなんでも、これを出すために、なんというか生命力を燃やした感じがします。走り終わった後は疲れがどっと押し寄せて文字通り腑抜けになっていました。
2日目のOP200mはそれはそれは散々なもので、腑抜け状態を脱することが出来ず記録も23"97(+1.2m)という低調な結果に。
個人種目とリレーをこなす人々を見るにつけ、大会1つにつき1本しかベストの走りができない自分の体にため息が出てしまう。前も200mでベスト出した日に110mHでは16秒台が出せなかったし…割り切るしかないとは思いたくないんだけどな。
今シーズンの締めくくりはこんな結果でした。タイムは平凡なものでしたが、それでも楽しかった。本当に楽しかった。これまで陸上をやってきて、一番じゃないかというほどに。
短距離のみんなはもっとすごかった。個人のフラットレースでの入賞者は例年の倍以上になったし、なによりも圧巻だったのはリレー。女子は4継4位、マイル5位と惜しくも表彰台を逃したものの、今まで一緒にやってきた同期がチームを引っ張っていく姿はとても頼もしかった。そして男子、マイルはラスト50mで抜かれたものの2位、そして4継は、僅差での優勝を果たしました。
あんなに力強い走りをこの目で見られたことは本当に幸せなことだったと思います。
幸せ、そう、この大会はそれを噛みしめることが幾度と無くあった大会でした。
思えば自分の陸上競技人生というものは、小学生の時は遊び半分に練習に取り組む人々に馴染めず、中学生の時は同期に恵まれず、高校生の時は怪我に悩まされ、またハードルという種目柄もあり、「1人でも上手く練習出来るだろう」という周りからの妙な期待もあり、いつの日もぼんやりとした孤独との闘いだったという面があります。
それでもそれぞれの時期にお世話になった人がいて、そんな人たちのお陰でここまで続けてこられたのだと思っています。
そして今年のクラ対を迎え、こんなに多くの人々に必要とされて走ることが今まであっただろうかと強く思いました。
ここまで陸上を続けてきたのはこの日のためだったのかもしれない、そんな風にさえ感じられました。
自分の限界を更に越えられたこと。
仲間の素晴らしい走りを見られたこと。
孤独との闘いに終止符を打てたこと。
それら全てでもって、「陸同に来て良かった」と言いたいのです。
◆
クラ対後1週間ほどダラダラして、対抗で燃やした生命力をようやく取り戻してきたかなーというところ。
とりあえず今シーズンのトラックは終わったものの、今月末につくばマラソンに出場することになっているので、少し長い距離のjogをやっておかないとなぁと。1ヶ月もないのにどこまで準備出来るやら…上手くしたら5時間切りぐらい行けないものかと思っているんですが。
来シーズンも出来れば学生最後としてやってみたいですが、色々と混み合ってくる時期でもあるので合間を縫って練習しなければならないのでしょう。せめてまだ見ぬ後輩に顔と名前ぐらい覚えてもらいたいものではあります。
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