風邪はもうちょっとで治りそうなところまで来ました。
治りきってはいないんですが水曜日から練習を再開しました。走れないほどダルい訳でもなかったし、何より完全レストを何日もとるのが嫌だったので。
今日は300mでベストが出ました。37"5で、なんだかんだ37秒台は初だったと思います。
300mを走るときは最初の飛び出しとカーブを抜ける辺りにアクセントを置きます。400mのときは第3コーナーへの入りにもですね。あとは加速段階の数歩はピッチで刻んでいって、あとはストライドを意識しつつイーブンでいくイメージを持って走ります。
今日はタイムとしてはベストの走りをしたのですが、非常に悔やまれる点として、カーブの入りで36秒ぐらいで走る先輩が外側から差し込んできたときに譲るように走ってしまって体勢を崩してしまったことですね。
走りに影響を与える要因は様々です。そこで、今回は簡単に内的要因と外的要因で分けてみようかと思います。
内的要因:自分の実力、それについての理解度、精神状態、身体のコンディション
外的要因:相手の実力、レース展開、天候、競技場の雰囲気
などなど。ものすごく適当です。またこれらの要因は事前に働きかけるものもあればレース中に流動的に働きかけてくるものもありますね。
それぞれについて前2つぐらいから取り上げて今回の300mを考えると、まず自分の実力を事前に37秒台ぐらい(体調が万全でないとはいえ37秒台は出したいと思ってました)と理解し、また自分のスタイルとしてカーブ中は入りのときのペースでイーブンに走るというイメージを持っていました。そして先輩とは1秒ほどの実力差があるという理解でした。ここまでが事前の要因。
走り始めて、意外や意外にも最初の100mでトップを走る。しかしカーブで抜かれそうになる。ここで「先輩のほうが速い」「スタイルを崩してペースアップし前に出るよりは後ろからついていくほうが無難」というような葛藤があり、結果譲るような走りに。というのが流動的な要因。そして譲ったことによって足がもつれてしまいそれもまたスタイルを崩す結果となってしまいました。
もしも走る前に「36秒も狙えるかもしれない」という認識を持っていたりとか、入りで「ここでスタイルを崩しても後半持ちこたえてみせる」といったようなとっさの判断が出来れば、カーブでも前に出れたかもしれない。そこで走りが崩れなければ、レース展開もまた自分に優位なように働いたはずで、そうなれば37"5よりも大幅にベストを更新できたかもしれない。全ては「たられば」なんですけれども。
「謙遜することが美徳には必ずしもならない。自分の実力は適切に知っておいて、その上で責任を負わなければならない。しかし過信もまたしてはならない。」という旨のことをついったーで言ったんですけど、まぁそういうことですね。前に400mHの話をした時も実力云々のところで言いましたが、己を知ることもまた勝つ上では必要になるのでしょう。
様々な要因が走りに影響を与える、ということでしたが、その媒介になるのはやはり自分の気の持ちよう。
マイナスになりうる要因を潰しプラスになる要因を上手く拾い上げられるような気の持ちようのことを「自信」と呼ぶのかもしれません。
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