写真というものはどうも難しい。
人が撮った写真を見るのは割と好きだし、自分が撮られるのが嫌いというわけではないんですが、写真については色々と思うことがあります。
写真を撮られる時、いつも同じ表情をしてしまいます。同じ笑顔に同じピースサイン。
うまいこと崩した表情とか作れたらいいのになーって思うんですがいざカメラを向けられると結局また同じ顔をしてしまうという…
同じような写真ばっかりにならないように、数年前からカメラ目線をしないように意識しています。その方が日常感出るってのもあるし。
写真として残るものって言うなれば"非日常"なんですよね。それまであった”日常”としての流れが、カメラを向けられた瞬間に表情とポーズを作るために断ち切られてしまう。
そしてそれは撮る側も同じで、カメラを構えて画面に注視することでやはり流れを切ることになる。それがどうも苦手で、自分で写真を撮るということがほとんどありません。夏休みに陸同で長野に旅行に行ったときも一応デジカメ持って行きはしたんですが結局1枚も撮らずに帰ってきてしまいました。
人といるときはそのままその人といるのを楽しんでいたいし、風景を見るときもただそれを見るのにふけっていたい。自然な流れを楽しむのにカメラを構えるという行為が鬱陶しく感じてしまい、まーどうせ後で誰かが撮ったのを見れるでしょって思ってサボってしまいます。
結構昔に首からぶら下げて目の前の光景を一定時間ごとに撮る「ライフスライス」というカメラがあって、今は「Memoto」ってのがそれに近いことをやってるんですが、これは自然な流れをそのまま切り取って写真にしてる感じがあっていいんですよね。こういうカメラだったら欲しいかな。
やっぱり写真は難しい。
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