月も下半期に来てから新年初投稿でござい。
成人式が終わるまで北海道を満喫してました。高校時代よりも長く実家にいれた気がします。スキーもワカサギ釣りもしたし、ジンギスカンも豚丼もインデアンカレーも寿司も食えたしで大満足です。
僕も来年度には3年生ということで、ゼミなるものが始まることになります。
まぁ要するに卒論書くためのアレですね。あと国際総合学類は3年時にも独立論文というプレ卒論的なものを書くことになるので、来年度以降は長い文章を書くのにうんうん呻る年を過ごすことになるわけです。
まぁこれまでの2年間「何を勉強してるの?」という問いに詰まるような生活を送ってきたというのが正直なところで、なあなあに単位だけとりあえず取っておいて額面上の成績は上手く繕ってはいるけれど、根元を掘り下げていくと大学生としての自分に誇りを持てていないのではないかというのは否定しきれません。
それでもゼミを志望する理由を文書にまとめて提出しなければ参加は認められないため、それを書く段階になって改めて自分は何を研究したいのかを考えなおすことにしました。
志望する分野は「文化人類学」一択でした。うちの学類が扱う学問領域ではこれが一番スポーツを絡めやすかったので。問題は何を主軸とするか。
やはり自分と長く関わってきたものを扱いたいという思いはあり、スポーツ少年団を絡めようというところまではすんなり決まりました。そこから総合型地域スポーツの展望などを絡めて地域スポーツに焦点を当てようかと考えていたのですが、どうにもビジョンが見えない。
そこで「地域スポーツ」ではなく「スポーツ」という単語だけに注目して、その上で自分が一番興味を持っているものはなんなのかを考えた末、行き着いたのは「部活動」でした。
日本のスポーツは元を正せば「体育」という規律訓練のツールとして導入されて、それ以降常に教育という文脈の中にあったものであって、それが現在の部活動にも継承されていると言えます。
スポーツ活動の場が学校に付随しているというのは独特です。例えばドイツなら学校とは独立したスポーツクラブが主なスポーツ活動の場になるため、教育性とは無縁な純粋なスポーツが楽しめるわけですが、日本の部活動ではそうもいきません。なので甲子園で5打席連続敬遠という戦略的に正しいと考えられる行動に対して「教育的に良くない」という批判が飛んできたりします。
外国式のようなアウトソーシング形式にする土壌もスポーツ少年団という形ですでにあるにもかかわらず、日本の中高生は部活動でスポーツをする。それはなぜか、それによってどのようなことが起こっているのか。
それをやってみたいと思って、そのまま志望理由書に書きました。
動機をもう少し掘り下げると、発端は中高生ぐらいのときに「スポーツとは直接的に関係のない要因によってスポーツそのものをやめなければならない人」がいることに違和感を持っていたことにあるんじゃないかと思います。
その人は部活動という団体から抜けるだけで良かったはずなのに、それ以外に行き場がないからスポーツそのものをやめる羽目になったんじゃないかと。
他にも競技レベルやモチベーションに差があっても同一の団体に所属し行動を共にしなければならないことなど、元を正せば「部員という立場で感じた違和感の究明」こそが動機と言えるでしょう。
国際と名のつく学類にいて、他の人は途上国の開発がなんだみたいな話を声高にする中で、自分が追うのは日本国内の中高生の部活動。実に滑稽で、実に天邪鬼らしい。
なにはともあれ先に述べた内容の志望理由書で参加許可は下りましたので、あとは自分の決めた道を進むのみです。
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